2023年10月にオープンした千葉県南房総市千倉町にある「大井倉宿せいざん」は、地元産のサトウキビでつくるラム酒「BOSO Rhum」の蒸留所に泊まるという唯一無二の体験ができる古民家宿。
築150年を誇る建物で自然のサイクルに寄り添いつつ、快適に過ごせるようにお部屋やキッチン、水回りなどをリノベーション。日常から解放され、静かに流れる時間を楽しむ宿です。
「大井倉宿せいざん」は、築150年の歴史を持つ古民家です。
千倉の海辺から車を走らせること10分。重厚な門をくぐると、江戸時代後期の宮大工、後藤義光の手による組子細工が施されたふすまや壁が迎えてくれます。
天井を見上げれば、歴史を感じる武骨な柱が目に入り、家具も木目を基調としたデザインで、建物と調和をなすように配置されています。
環境に配慮した取り組みが進められており、お風呂は薪ボイラーを利用し、燃料には山の間伐採や廃材を使用、朝食は地魚を使った炊き込みご飯を土鍋で炊くという体験も併せてお楽しみいただけます。
屋内は古民家の良さを残しつつ、快適にお過ごしいただけるようにリノベーションされ、ベッドはモーブル社のセミダブルベッドで上質な眠りをサポート。キッチン、トイレなどの水回り、Wi-fiも完備。
施設の隣には、ペナシュール房総株式会社の大井倉蒸溜所があります。
ここで製造されているのは、地域の耕作放棄地を活用し無農薬で一から育て上げたサトウキビをつかった「BOSO Rhum」。
東日本初となるラム酒蒸留所では、南房総特有の温暖な気候を生かし、地元の風土を感じることができる逸品を製造しています。
ラム酒ファンのみならず多くのお酒ファンにラム酒のコアな面白さを体感していただける様なコンセプトで製造されているのも特徴です。
「大井倉宿せいざん」の宿泊者には、 ウェルカムドリンクとして「BOSO Rhum blanc Fleur~花~ mini bottle set」が用意されており、二種の味わいが異なったラム酒の魅力をお楽しみいただけます。
宿泊者向けの特別な体験プログラムとして、「大井倉蒸溜所の見学ツアー」が用意されています。
蒸留所には、連続式と単式の切り替えが可能なハイブリッド型の銅製蒸留器や、完全オリジナルの手作り蒸留器が設置されており、異なる味わいのラム酒を製造しています。
地産地消の「BOSO Rhum」の製造過程を学ぶことで、ラム酒の味わいが一層深まる事でしょう。
見学ツアーの後、「BOSO Rhum」をペアリング料理とともに楽しむ企画を現在準備中です。
地元の食材を使った料理とラム酒の組み合わせは、ここでしか味わえない特別な体験。
「大井倉宿せいざん」は、歴史ある古民家と地元産ラム酒「BOSO Rhum」を楽しむことができる、宿泊施設です。
蒸留所からほのかに香るさとうきびの甘い香り。柔らかな木漏れ日。小鳥のさえずり。
五感で楽しむスローツーリズムを心ゆくまでご堪能ください。