「滔々 阿知の庄 蔵の宿」は、1897年頃に移築された蔵を改修した一棟貸しの宿泊施設です。
長年、納屋として家の歴史を見守ってきたこの蔵は、100年以上の時を経て、現代の宿泊施設として新たな息吹を吹き込まれました。
外観には移築当時のなまこ壁が復元され、内部には構造材や土壁など、可能な限り当時の素材を再利用。
歴史の重みと現代の快適さが融合した空間で、特別な時間をお過ごしいただけます。
宿が位置するのは、岡山県倉敷美観地区の中心地。
大原美術館の南側にひっそりと佇む「滔々 阿知の庄 蔵の宿」は、白壁の町並みや倉敷用水沿いの風景に溶け込むように設計されています。
玄関アプローチには北木石の石積みが配され、瀬戸内海沿岸の植生を取り入れた植栽が四季折々の表情を見せてくれます。
歴史ある町並みを散策しながら、倉敷の風情を存分に味わえる立地も魅力の一つです。
宿の内装には、地元の素材や職人の技が随所に活かされています。
リビングの床材には、地元工務店の材木蔵で20年以上眠っていた赤身の美しい地松を使用。
北面の壁には岡山県備前市で製造された耐火煉瓦が貼られ、たゆたう炎を眺めながら暖をとることができます。
2階には真鍮製の手すりで仕切られた畳スペースがあり、吹き抜けから差し込む柔らかな光が心地よい空間を演出します。
「滔々 阿知の庄 蔵の宿」では、快適な滞在をサポートする設備とアメニティが充実しています。
寝具には伝統的な木綿布団を作る丹羽ふとん店の製品を採用し、枕は「そば殻枕」と「羽毛枕」の2種類を用意。
リビングにはstudio fujinoのソファーセットが配置され、ゆったりとくつろげる空間が広がります。
キッチンにはIHコンロや浄水器、地元含む全国の作家の食器類が揃い、料理を楽しむことも可能です。
また、バスルームには琺瑯バスタブを設置し、北麓草水のアメニティで癒しのバスタイムをお楽しみいただけます。
倉敷美観地区の散策や大原美術館の訪問とともに、
歴史ある蔵の趣と現代の快適さが融合した空間で日常を忘れるひとときと心に残る旅の思い出を作っていただけることでしょう。
歴史と風情が息づく「滔々 阿知の庄 蔵の宿」で、心ほどける特別な時間をお過ごしください。